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現代文~筆者はどう考えているか 5 

かれこれ、
新年度になって既に2ヶ月が経過した。

非情にも、
受験本番はどんどんと近づいてきている。

以前にアップした記事を再掲する。

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現代文の読解問題の出題者は、
当然、その道の
プロフェッショナルである。

論理的根拠なしに
正解になるような問題は、
決して出さない。

「何となく」
などという理由では、
当たらないというか、
当て「させない」のである。

反面、これは要するに、
問題の本文に
記載してあることを前提とすると、

こういう理由により、
論理的・客観的に導かれる結論・答えが、
これである、ということが、

説明できるような「答え」を書けば、
それが「正解」になるということになる。

このように、
筆者の考えを問うている問題に限らず、
現代文の読解の勉強で重要なことは、

常に「なぜこれが答えになるのか」
ということを意識して、

その理由を
論理的に説明しながら
問題を解く練習をすることである。

これは評論文に限らず、
小説の主人公の思いや考えを答える問題でも、
同じである。

ただ注意すべきは、
センター試験のような択一式問題の場合、

問題によっては、
指示されている本文からは、

筆者の考えや言いたいこと、
あるいは主人公の思いなど、

訊かれていることが
「はっきりしない」
ということがあり得る。

とするならば、
「はっきりしない」
ということを示す選択肢が、
正答になることもあり得るのである。



(了)



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